基準値・判定

当サイトでは人間ドック学会での基準値を参考にしています(2020.2.7版)。
図一覧でみるのはこちら

検査項目毎に解説します。気になる項目をクリックしてみましょう(準備中)

項目備考A異常なしB軽度異常C要経過観察D要医療
体格指数(BMI) kg/㎡18.5-24.918.4以下, 25.0以上
腹 囲 ㎝男性84.9以下85.0以上
女性89.9以下90.0以上
血 圧 ㎜Hg
(2回測定:平均値)
収縮期129以下130-139140-159160以上
拡張期84以下85-8990-99100以上
心拍数(仰臥位) 回/分45-8540-44,86-10039以下,101以上
視力 *11.0以上0.7-0.90.6以下
聴力 dB1000Hz30以下3540以上
4000Hz30以下3540以上
呼吸機能
(スパイロメトリー)
*2
1秒率(%)70.0以上69.9以下
%1秒量
(予測1秒量に対 する%)
80.0以上
(1秒率70.0%以上)
79.9以下 (1秒率70.0%以上)
または 80.0以上 (1秒率69.9%以下)
79.9以下
(1秒率69.9%以下)
%肺活量(%)80.0以上79.9以下
総たんぱく g/dL6.5-7.98.0-8.36.2-6.46.1以下, 8.4以上
アルブミン g/dL3.9以上3.7-3.83.6以下
ク レ ア チ ニ ン ㎎ /dL
(eGFRを優先して判定)
男性1.00以下1.01-1.091.10-1.291.30以上
女性0.70以下0.71-0.790.80-0.991.00以上
eGFR(mL/分/1.73㎡による)60.0以上45.0-59.944.9以下
尿酸 ㎎/dL2.1-7.07.1-7.92.0以下,8.0-8.99.0以上
HDLコレステロール ㎎/dL40以上35-3934以下
Non-HDLコレステロール ㎎/dL90-149150-169170-20989以下, 210以上
LDLコレステロール ㎎/dL60-119120-139140-17959以下, 180以上
中性脂肪 ㎎/dL *330-149150-299300-49929以下, 500以上
AST(GOT) U/L30以下31-3536-5051以上
ALT(GPT) U/L30以下31-4041-5051以上
γ-GT(γ-GTP) U/L50以下51-8081-100101以上
FPG(血漿)空腹時血糖 ㎎/dL
HbA1c(NGSP)  %  *4
FPG:99以下
かつ
HbA1c:5.5以下
1)FPG:100-109かつHbA1c:5.9以下
2)FPG:99以下かつHbA1c:5.6- 5.9
1),2)のいずれかのもの
1)FPG:110-125
2)HbA1c:6.0-6.4
3)FPG:126以上かつHbA1c:6.4以下
4)FPG:125以下かつHbA1c:6.5以上
1)~4)のいずれかのもの
FPG:126以上
かつ
HbA1c:6.5以上
白血球数 103/μL3.1-8.48.5-8.99.0-9.93.0以下, 10.0以上
血色素量 g/dL男性13.1-16.316.4-18.012.1-13.012.0以下, 18.1以上
女性12.1-14.514.6-16.011.1-12.011.0以下, 16.1以上
血小板数 104/μL14.5-32.912.3-14.4,33.0-39.910.0-12.29.9以下, 40.0以上
CRP  ㎎/dL0.30以下0.31-0.991.00以上
梅毒反応陰性陽性
HBs抗原陰性陽性
HCV抗体陰性陽性
尿蛋白(-)(±)(+) *5(2+)以上
尿潜血(-)(±)(+) *5(2+)以上
尿糖(-)(±)以上
尿沈渣 *6
便潜血 2日法1日目・2日目(-)いずれか(+)
子宮頚部細胞診ベセスダ分類NILM不適正標本=判定不能
(すみやかに再検査) *7
ASC-US,*7
ASC-H,LSIL,HSIL/CIN2,
HSIL/CIN3,SCC,AGC,AIS,
Adenocarcinoma,
Other malig

*1 裸眼,矯正両方の場合は矯正で判定
*2 呼吸機能検査は検者、被験者の良好の関係が数値を微妙に変えるので注意する
   また、1秒率、%1秒量の組み合わせで閉塞性障害の重症度を判定する
   1秒率が70%未満かつ%1秒量80%以上が軽症、79%以下が中等症以上と判定する
   1秒率、%肺活量の組み合わせで閉塞性、拘束性、混合性換気障害と判定する
*3 血糖・脂質に影響を与えるために空腹時採血を前提としている
*4 空腹時血糖、HbA1c(NGSP)併合判定C区分の1)2)と判定した場合はOGTTを推奨する
   3)4)と判定した場合は、生活改善指導等を実施後その結果を短期間で再評価することが望ましい
*5  尿蛋白が(+)かつ尿潜血が(+)である場合は、尿蛋白をD判定とする。
*6 尿沈渣は別表の判定区分表を参照

*7 不適正標本はすみやかに再検査。ASC-USはHPV-DNA検査あるいは6か月後、12か月後の反復細胞診、またはコルポスコープによる精密検査を実施